中島敦の「名人伝」の感想を書こうと思ったけれど、
何を書いたらいいのかよく分からなくなってしまいました。
弓を極めた男(紀昌)が弓を忘れてしまうと言う話です。
弓という道具を忘れてしまう。
仙人のような老名人の下で9年の修行を積んだ後は、
一度も弓を取る事がなく、
晩年に、ある家に招かれて、そこにおいてある弓をみて、
それがなんだか思い出せなかったという話。
「至為は為す無く、至言は言を去り、至射は射る事なし」
ってどういうことだ?
そんなのつまらないです。
出来るんだったらやりたいでしょ。
僕は、山から下りてきた時の紀昌よりも老名人に会ったときの紀昌、
老名人に会うまでの紀昌が好きです。
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明日雨だな。
病院までタクシー使わなきゃ。