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体が不自由だと、普段考えられない事を考える事ができます。
学生のころに比べると、精神的には自分はどんどんよくなっていると思っていました。 だけれど、生活の質はよくなっていないのかも知れないです。 さびしいんですよね、一人暮らしって。 それから目をそらしていました。 あまり動けないので、駅のすぐ近くにある図書館へ行って、本を借りてきました。 中島敦の全集を借りました。 久しぶりに『山月記』を読みました。 『山月記』は、確か高校の教科書に載っていて、文章がとてもかっこよかったという思い出があるだけで、内容については、改めて読んでみるとだいぶ記憶がずれてしまっていることがわかりました。 ご存知の方は多いと思いますが、『山月記』は、虎になってしまう男の話です(青空文庫で読めます)。 主人公は、『臆病な自尊心と尊大な羞恥心を飼いふとらせたために虎になった』と自分で推測します。 『自分が実は優れていないという事を知るのが嫌だから、努力をせず、そのくせ、自分が優れていることを中途半端に信じているために、平凡でいることが我慢できなかった』と。 僕は自分に似ているなと思いました。 自分をけなすところも。 これを初めて読んだころの僕は、もしかしたらそれを強く感じたかもしれないけれど、 どうだったか覚えていません。 なにも感じなかったかもね。 だれかの自嘲を聞かされるのって、嫌な気分になりますよね。 自嘲する人ってなんだか怖いし。 僕は主人公の虎は、『臆病な自尊心と尊大な羞恥心』ではないと思います。 自らを嘲ることだと思います。 自らを嘲ることは、本当の自分を見失います。 僕は、今はその事が分かります。 分かってはいるものの、猛獣を飼いならすのはなかなか大変ですわ。 今も欲求不満で自嘲気味になっています。 次は『名人伝』について書きます。
by Rhino_Horn
| 2008-04-02 23:11
| 読書
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